2024年の創作活動まとめ『いつ死んでもいい状態になるには?』

もうクリスマス終わったしまとめに入ります。

今年は週5で就労移行に通っていたこともあり寡作な年となりました。
この記事では印象に残っている作品と出来事など記していきます。

では行ってみよう! レッツゴー!

短歌集『思い出はラムネ瓶の中』

今年の春に出した短歌集です。二人の男子高校生の物語となっていて、鈍い青春の輝きを記した一冊です。

前作の短歌集『星座になるよ』よりも大人しくなった印象を受けます。でもなんかちょっとギザギザしていて「書いてる人いっしょだぁ〜!」と自分では思っています。

ちょうどこの時期にイスラエルのガザへの侵攻が激化し、思うこともあったのでしょう。

青春って大人になる過程ではあるのだけど、大人になるってことは死に近づくことだと思うんです。僕も高校時代は死に肉薄するような心境でした。だから他の高校生も「自分はいつか死ぬ」ということをはっきり自覚する時期だと思うのですが、皆さんはどうでしたか?

この本の男子高校生もそんな心境を背負って夏休みを過ごしていたのかなと思いこの短歌を詠みました。

「死にたい」とつい口をついて言う僕に世界を呪った笑顔の君は
「生きてくれと願うことすら暴力だそんな世界を壊して死のうや」

表紙デザインは渡邊野乃香さんです。いつもありがとうございます。

短編小説『ワンメーターの恋』

さつき初のBL小説でしたが一冊しか売れませんでした。やっぱりさつきの読者層には響かなかったかなと反省しています。まあ、層になるほど読者いないんだけどね爆笑。

この本はコピー用紙を糸で綴じただけのいわゆるコピー本だったし、装幀は僕がやったのでかなりお粗末に見えたかもしれないと思っています。あと内容をもうちょっと膨らませたいなーと思っているのでいつか新装版としてみんなが忘れた頃に出します。

コピー用紙を赤い糸で綴じたのはちゃんとワケがあります。勘のいい人、少女漫画が好きな人は気づくと思うので、あえて回答は伏せておきますね。

糸はミシン糸とか簡単に切れる糸じゃなくて布団とか縫う用のツヤツヤで太めの糸です。わざわざ紙の温度まで買いに行ったのに、材料にこだわったのに。

大人になると「頑張ったから」という理由で報われることが無くなったなと思います。ニートの僕ですら思うのだから、社会人の皆様は痛切に思っているでしょう。

親ガチャという言葉に代表されるように僕たちは生まれ落ちた瞬間からギャンブラーです。だからこの結果に甘んじずどんどんいいものを作っていきたい所存。打席に立つ回数が多ければホームランはいつか打てるはずだから。

出来事『別名義の活動を始めた』

さつき名義でBL小説を出しても売れない。という事実を踏まえてコメディを書く名義とラヴを書く名義で分けることにしました。

僕はSMを鑑賞するのが大好きでしてね

その内なる欲望を解放したいと常々思っていたのですよ。でもドン引きされたくなくてあんまり話してこなかったんです。
でも今年、大きな諦めをしました。人生の目標だったものが手に入らないとわかったとき

「そんな頑張らなくてもいいかも、無理しなくていいかも」
「無理して普通の人になったり、欲望に蓋をし過ぎなくていいかも」

と思い、悔いの残らない「いつ死んでもいい状態」にできるだけ近づけたいと思いました。だからできる範囲で、悔いの残らないようにいろいろやってみようと思ったのがきっかけでした。

クソファッカ両親に植え付けられた見栄・世間体・完璧主義が取れてきたのも大きいです。タカイタカイしてたプライドや自己評価も落ち着いてきました。

たまに「文章を書くことは恥をかくことだ」というなんかうまいこと言った感じが鼻につく言葉がタイムラインに出てくるけどマジでそうだと思う。

だから恥をかくことを恐れて石のように動かないでいるのはもったいないと思いました。僕はめちゃくちゃに動き回る方が性に合っています。

というわけで僕っぽいアカウントがセッ○スだのスパ○キングとか言っていてもスルーしてください。マジで、頼むから……

あとさつきアカウントで真面目な話(政治とかフェミニズムとか)をすると煙たがられるので、別名義のアカウントですることにしました。もうさつきアカウントではくだらないことしか話しません。うかつに短歌を投稿するとAIに食べられるらしいので、作品もそんなに上げないです。

出来事『個展の開催を決断した』

これも「いつ死んでもいい状態」にするための決断でした。

企画自体は数年前からあって「やろっかな〜やっぱやーめた」を繰り返していました。しかし、ようやく腹を括って大好きなギャラリーさんに相談したところOKもらったので個展やります。

即売会に向いてないので展示を中心に活動しているのですが、この個展で何か得られるものがあったら半年後、そのまた半年後……と継続していきたいと思います。

終わりに

「いつ死んでもいい状態になりたい」なんて、あいつはやっぱり無責任なやつだと思うでしょう。でもそれは、本当は自分の人生にきちんとケジメをつけるための行動です。

マジで人間いつ死ぬか、いつ日常が突然終わるかわかんないので有り余った時間と行動力でもがいていく所存。

来年の目標は『2回目の個展を決める』ことです!
まずは半年後に向けて突っ走っていくよ〜

うわ〜

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